カズオ・イシグロさんノーベル文学賞受賞おめでとうございます

ノーベル文学賞が発表され、カズオ・イシグロさんの名前をニュースで目にしたとき、「おお〜〜!」と叫んでしまいました。

ハニレモママも大好きな作家さんなのです。

10年くらい前に、イギリス人の知人から紹介されて読み始めたところ(もちろん日本語版です!エヘ)次々に買っては読み買っては読み…と夢中になってしまったのが懐かしいです。

淡々としている中で、読み進めていくうちにハッとさせられるような、主人公に裏切られるような気持ちになる、読み終わったあとの余韻が何日も続く…そんな本たちでした。

日本の部屋のつくりの描写では、「ン?私が知っている構造とちょっと違うような」とちょっと違和感があるところもあったりして、それもおもしろかったのですが、きっとカズオ・イシグロさんが長崎ですごした幼いころのぼんやりとした記憶からきているのかもしれませんね。


ハッチにすすめたいのは、やはり「日の名残り」でしょうか。ハニレモママは、「秘密の花園」や「高慢と偏見」などのイギリス貴族のお屋敷のお話を小さいころに読んでいたので、そういった世界から現代に変わってしまってゆく様子が描かれているのを、興味深く、少々切なく読みました。主人公がおじさんだし、人生を振り返るような内容でもあるので、はたしてハッチが感情移入できるのか?子どもにとっては、読み始めは根気がいるかもしれませんね。

「わたしを離さないで」も、ものすごくズキズキくる内容で、衝撃的でしたが、少々大人っぽい内容が含まれていましたし、すすめるのは2〜3年先にしようかな。


明日からの3連休、時間をつくって読み返してみようと思います。

「わたしを離さないで」は、このカセットテープの表紙がすごくいい。今もこの主人公たちを思い出すと、胸がしめつけられます。

(映画とドラマは観ていないのですが、おもしろかったのだろうか…。)



ハニレモママのブログ(SAPIXサピックスや2019年中学受験など)

反抗期真っ最中、新4年生の2月からSAPIXサピックスに通う5年生のお姉ちゃんハッチと、やんちゃだけどちょっぴり怖がりな弟を育てるママの、子育てどたばたブログです。吉祥寺付近に住んでます。井の頭公園で鳥の観察、のあとのカフェ、という休日が理想。パパ次第。 Aコーススタートだったハッチのサピックス通いも、2年目に入りました。

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